最近Twitterを中心に話題になっている漫画がある。
この漫画、「脳外科医 竹田くん」
はてなブログに投稿されているWebマンガで、2023年1月24日に第一話が投稿され、現在も1日1話ペースで更新が続いてる。
漫画の内容はと言うと、地方にある総合病院「赤池市民病院」に、一人の脳外科医が赴任するところから始まり、病院の日常を描くドタバタ医療コメディ…である。
脳外科医竹田くん 気になる内容は?
…もちろんそれは表向きで、内容を読んでいくと180度異なることが分かってくる。
本当の内容は、「一人のありえない医者によって引き起こされる医療ミスやトラブルと、それを必死に隠そうとする事なかれ主義の病院上層部を描いたノンフィクション漫画」である。
とまぁ前置きはこのくらいにして
いやマジで内容がやべーのなんの。
口だけ達者で手術の腕がお察しのダメダメ脳外科医が患者をダイコンかなんかみたいに斬っては捨て斬っては捨てていく、そんなホラー漫画じみた内容に仕上がっています。
そしてこの漫画の一番の恐怖ポイントが…
ノンフィクションなのである
ノンフィクション、なのである…
脳外科医竹田くん あらすじ
とある地方の総合病院「赤池市民病院」の脳神経外科に、一通の履歴書が送られてきます。
そこには、以前に勤めていた病院では思うように手術経験が積めなかったこと、実践を積みたいことなどが書かれていました。
赤池市民病院の病院長が履歴書の人物の前の職場に勤務態度を聞きに行くと…「止血ができない」「手技が稚拙」などと不安な回答ばかり…
それを聞いた赤池市民病院の脳外科「古荒先生」は、使えないなら自分が育てよう!と意気込み、履歴書を送ってきた「竹田くん」を採用してしまいます。
そうして赤池市民病院に赴任した竹田くんの初手術は、摘出するべき脳腫瘍の80%が残ったままという結果に…
ここでも古荒先生は「調子が悪かったのかな?」と好意的に解釈、竹田くんに経験を積ませるべくどんどん手術をさせていきます。
そうこうしてるうちに竹田くんの執刀患者には…
- 四肢麻痺
- 重度の難聴
- 嚥下機能全廃
など、重い障害が残る悲惨なことに…
ついには死亡退院の事例まで発生し、赤池市民病院の脳外科チームは「医療事故最速リピーター」に…
竹田くんの殺人行為にも等しい手術に、病院の工学技士チームは手術ボイコットを始めます。
ここへ来てやっと自体を重く見た病院上層部は竹田くんに手術禁止命令を下しました。
というのが序盤のあらすじになります。
その後も竹田くんのありえない振る舞いが続き、現在の連載最新号では戦いのステージは法廷に!
5/25日現在、97話まで進んでますが、一話分が短いので1時間もあれば連載に追いつきます。
ぜひ、読もう。読む地獄がここにはある。
脳外科竹田くん 登場人物
竹田くん
主人公。?
脳外科医のやべーやつ。
できない仕事を「できます!」と言い切れるあたり、天職は営業A。
古荒先生
おそらく一番やばい。
サイコパス。
医療安全 森中・杉下、看護師長
事なかれ主義の権化。
患者の命<自分たちの地位。
ある種当事者になったら自分もこの立ち位置かもと思わせる人間臭さがある。
気持ちはわかる。
工学技師チーム
病院の良心ともいえるし無責任の極みともいえる。
殺人行為に加担したくないのはわかるがボイコットだけはどうなんだとも少し感じる。
院沢さん
いい人、まとも。
真の病院の良心。
かわいい
浅尾医師・海崎医師
竹田くんを放逐し破門にしたマトモ先生二人。
まっとうである。
惜しむらくは医療界からモンスターを完全追放できなかったことか。
ノンフィクションなの・・・?
「脳外科医 竹田くん」自体は表向きフィクション漫画です。
赤池市民病院なる病院も存在しません。
ですが、話の内容から、「赤穂市民病院」で実際に起きた医療事故に酷似しているとSNSで話題になっています。
※リンクは赤穂市民病院についてのWikipedia
筆者も報道記事・実際にご家族が該当の病院で医療事故にあわれた方のブログなど読みましたが、22世紀の現代医療にあるまじき内容かつ、漫画に描かれていることとおおむね一致していました。
どうやらただのノンフィクション漫画というよりは、漫画の体で公開された内部告発的な内容のようです…
最後に
以上、「脳外科竹田くん」の紹介でした。
ほんの軽い紹介でしたが、少しでもこの衝撃的な内容が伝わったら幸いです。
この記事を見て気になった方はぜひリンクから読んでみてください。
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