今回の記事はエクバシリーズ最新作、機動戦士ガンダムEXTREME VS.OVER BOOSTの感想…もとい愚痴のようなものです。
さて早いもので、エクバシリーズはアーケード7作品め、傍流的な作品も含めれば9作も続くご長寿シリーズとなりました。
僕自身、エクバ稼働終期に友人に誘われてゲームを始めてからやっているのでかなり長く遊んでいるゲームタイトルです。
そんなエクバシリーズで、僕がフルブからのメイン機体にしている「ダブルオークアンタ」について思っていることを言語化してみました。
現状のクアンタについて
ぶっちゃけ今のクアンタは環境的な立ち位置で見るとそんなに悪くないと思うんですよね。
いつも通り上位には入れないものの、環境上位2個下…準々環境くらいでしょうか?
普段は回転率のいい降りテク・アシストとピョン格を使ってラインを上げて、懐に入ったらバリアorBSで格闘を狙う。
相方が攻めっ気が強ければ、持ち前の自衛力を生かして爆弾0落ちの後衛も得意。
まさしく格闘より万能機のお手本のようなキャラです。
フルブから変わりませんね。
手数が少なく器用貧乏になりがちなのが玉に瑕、くらいでしょうか。
新規武装も粒ぞろいです。
バスターソード中新規Nサブのおかげで降りテクを出すためにいちいちBSを解除する必要がなくなったことで、立ち回りのストレスが大きく減りました。
アシスト変更は個人的にはクロブまでのハルートのほうが使いやすかったですが、まあまあな性能のアシストです。
覚醒中限定アシのブレイブ突撃も新しい味のアシストで性能もいいので文句なしです。
‥‥だけどなんか今一つ足りないんですよね。
理由はもうわかっていて、問題点は一つだけなんです。
フルブから「代り映えしない」んです。
もちろん今まで書いたように、シリーズを追うごとに新規武装は追加されています。
だけどキモの部分というか、根本が全く変わってないんですよね。
そろそろ新モーションほしくない…?
根本が変わっていない原因ってこれだと思うんですよね。
クアンタもエクバ2以降、アシスト中心に目新しい武装を貰っていますが、クアンタ本体の動きはほぼ変わってません。
シリーズが変わるにつれて、いろいろな機体に武装追加・リフレッシュが入りました。
特にクロブ⇒オバブに変わる際にシリーズ参戦歴が長いキャラクターは軒並み特殊移動や何かしらの新モーションを貰っています。
直近だと、3000コストではついにゴッドは馬に乗ってダービースタリオンを始めました。
変サブやめろ。
運命は新モーションの残像でかげぶんしんみたいな動きを始めました。
ポケモンかおまえは。
ストフリも横レールガンがついて元気にクルクル回ってますね。
ちなみにストフリもエクバからほぼ格闘が変わっていないため、有名͡コテのSHO∞さんが自身のYouTubeチャンネルでリフレッシュについて触れる動画を出していました。
ストフリは綜合的な武装全体で見ると、エクバから別モノレベルで変わったんですけどね…
そんな中でクアンタはというと、オバブ移行時に完全新規でもらったものと言えば覚醒限定アシストとBS時Nサブのみ。
BS時のNサブについては当て性能はほぼ皆無なので、BS外さなくても降りれる武装という使い方に留まっています。
基本的な動きがほぼエクバから変わってないんですよね。
とはいえ常に調整は貰っている。
ここで問題になるのが、クアンタは全く調整を受けていないか?と言われるとまったくそうではないという事です。
シリーズごとに、覚えているだけでもこれだけの調整を受けています。
フルブ
- 特格が射撃バリアに変更、カウント100⇒200
- 特殊射撃がQB⇒サバーニャ呼び出しに変更
- QBが格闘CSに移行
- QB時にアメキャン追加
- 横格闘発生、追従強化(作品内修正⇒弱体化)
マキブON
- 乱舞覚醒技追加
- 通常時サメキャン、メイン⇒サバーニャ、特格追加(作品内修正)
エクバ2
- アシストにハルート突撃追加(のちに大幅弱体)
- 射CSにゲロビ追加
- メイン⇒後格追加
- BS横格に前派生追加
- 特格が初代エクバぶりに格闘も弾くように
クロブ
- ハルート突撃が2種類に
オバブ
- BS時Nサブがビット射出に
- ハルート突撃がブレイブ突撃に変更
- 覚醒中1回限定でアシストが大幅強化(プレイアプルの覚醒技に)
これ以外にも、ダウン状態の変更、補正値の変更、ダメージ調整等細かいものまで含めると全作品で何かしらの調整を受けています。
特にエクバ2では環境インフレに合わせてかなり大規模改修が行われました。
ただ、どれもアシストの追加やキャンセルルート・派生の追加に留まっており、クアンタ本体に大きく立ち回りが変わるような武装は追加されていません。
特に同じような立ち位置の30コスト格闘・格闘寄り機体を見ると、どの機体もおおむね特殊移動を持っています。
クアンタもそろそろ横特格の1つもついていいと思うのですが…そういった立ち回り補助的な移動技がない、ある意味でオンリーワンな機体となってしまっています。
完全に「リフレッシュ調整」の流れからも置いて行かれているように見受けられます。
運営はクアンタの調整になぜ消極的なのか?
ここからは僕が考えている、クアンタになかなか調整が来ない理由を述べていきます。
①バリアの存在
クアンタは初代エクバ中期に参戦しました。
当時のクアンタは無敵バリアとビットや差し込みやすい格闘もあり、環境機体入り。最終的にはPDF優勝機体となりました。
無印エクバ時代、クアンタの強さの根幹を支えていたのは特格のバリアだったと記憶しています。
当時、格闘をはじくバリアを持っているのがクアンタとケルディムのみであり、射撃武装も今よりも豊富ではなかったです。
相対的にバリアの価値が高く、バリアを付けたクアンタが前ブーしただけでなすすべのない低コストが大半でした。
もちろん相手が3000コストでもバリア中は一方的に有利になります。
問題なのは、そんな無敵バリアを持っているのが「格闘機」だということです。
攻めに使えるバリア、そりゃ強いよ。ここは守りに徹する(大嘘)
運営もバリアの強さはよくわかっているようで、その他の武装をシンプルにしていることでバランスをとっているのかなと思います。
同じくエクバ参戦組で格闘寄り・BR持ちと立ち位置が似ているデスティニーがブメ・ゲロビ・残像・CSと当時から豊富な手数を持っていること考えると、開発側もかなりバリアを持たせることの重みは分かっていたのかなと。
いろいろな武装がインフレしたオバブ環境でも、正直このバリアは強いです。
持っていて嬉しい武装ではありますが、バリアの兼ね合いで大規模リフレッシュがやりづらいなら正直なくしてもいいんじゃないかな…
②過去の調整歴から大幅調整ができない
これは主にフルブーストでの調整が原因だと思っています。
無印エクバで全国大会優勝機体となり、次作フルブではバリアの仕様変更含めていくつかの弱体化が入りました。
その結果、クアンタの使用率・全国勝率が大きく下がったことを受け、アップデートで横格闘が大幅強化されます。
…それはもう大幅に。
その結果、冗談抜きで横振ってりゃ勝てるレベルの横格を引っ提げて、またもやクアンタが暴れまわる事となりました。
当時のリプレイ等を見ると分かりますが、発生が早すぎる+BSのクソでか判定も併せてマジで空気切ってる。
その後弱体化が入り、現行作品の当て感とほぼ同じ横格になりました。
恐らく開発陣の中でこの履歴はかなり尾を引いているんだと思います。
③普通のビームライフル持ち
(今となっては怪しいですが)クアンタってもともと格闘機なんですよね。
それもバンナム的には恐らく「純格闘機」に近い建付けの機体なんじゃないかと思っています。
さっき書いた運命との武装の比較等にもある通りエクバ初期参戦にしても武装がやけにスッキリしていることと、エクバ当時はBS前格が格闘機水準に強かったため生格闘の差し込みがしやすかったこと等からそう考えています。
ただ、他の格闘機体と異ちがう部分として、足の止まらないメイン射撃(BR)を持っている、というところが上げられます。
エクバシリーズでは、格闘機に足の止まらないメイン射撃が備わっていることはほぼありません。(最近は機体の多様化も進みそうでないことも多いですが…)
同じ3000コストで見ると、クアンタと同じくエクバ参戦のマスターに加え、後作で参戦したエピオン、バエル、エクプロどの機体もメイン射撃に足が止まる武装が配置されています。
そのほか例えば低コストにはなりますが、レッドフレームのメイン射撃はマキシブーストまで長らく足の止まるビームライフル構え撃ちでしたし、エクシアは動き撃ち3連射と変則的ですが誘導が弱かったり、シリーズによっては誘導しなくなったりとこれも調整には苦労している様子が見て取れます。
作品を重ね参戦機体が増えるにしたがって低コスト中心に格闘機=足の止まる武装、の法則も崩れていますが、騎士ガン等比較的近年参戦した機体でも一定守られています。
パワーのある高コストほどそういった調整が入りやすい傾向にあるのかもしれません。
格闘機に動きながら撃てる武装を持たせると強くなりすぎるという開発側の考えがあるのでしょう。
さて、クアンタのメイン射撃はビームライフルです。
3秒リロード、75ダメージ、ちょっと細いけど普通の、よくあるビームライフルです。
格闘機なのにね。
さて、クアンタの横格は伸びはいいですが振り返されると低コにも負けます。
Nも取り立て強くないです。前格はかち合いは強いですが発生が遅すぎて負けます。
格闘機なのにね。
…もうわかるよね。
恐らくクアンタは、普通のメイン射撃・バリアを持っていること、そして過去横格強くしたら物故割れたことを受けて本体の武装の強化があまりされないのではないかと考えています。
また、アシストについても体感前作までのハルートよりも弱体化しているように感じるのは、エクバ2の失敗を受けての調整でしょうか。
これからのクアンタに求められるもの
さて、ここまでクアンタの調整歴を振り返り、なぜリフレッシュが入らないのか?を考察してきたところで、私が個人的に求める新武装・クアンタの立ち位置等を書いていこうと思います。
「格闘機」からの脱却
正直もうすでにクアンタを格闘機として見る人は少ないと思いますが、開発・運営がそう思っているかは疑問です。
正直、覚醒中をのぞいてコイツに格闘機らしいパワーはありません。
攻めるのであればマスター・ゴッド・バエル・エピオン・エクプロがいますし、なんなら万能機ながらダクハ・ハイニュー等上位機体のほうが格闘の差し込みも強いです。
今のクアンタの立ち位置は「強い低コのお守り」です。
自衛の強い格闘寄り万能機、FXと同じようなポジションですね。
この路線での調整を強めてほしい。
個人的に欲しい調整内容
- サブに順次突撃の追加
- CSに単発ダウン射撃
- エクシア、フルセ系統の横特殊移動
こんなところかなあ
- サブに順次突撃の追加
は、本当に欲しい。FX、スタビルみたいなやつ。
今のNサブに文句はないけどそれくらいあってもええやろ精神です。
- CSに単発ダウン射撃
これ、前から来る来る言われてて来ないやつ。
νとかほどまで強くなくていいので、中距離のお見合いで撒ける弾がほしい。
- エクシア、フルセ系統の横特殊移動
逆にいまどきなんで持ってねぇの!?ってくらいどいつもこいつも持ってる特殊移動。
そろそろついてもいいんじゃないかなぁ…?
マキオンあたりからゆっくりと、エクバ2以降顕著ですが、新機体・リフレッシュ機体は序盤・中盤・終盤隙のない近中遠距離こなせるキャラがとても多いです。
もはや格闘機と呼べるパワーはなく、かといって過去の履歴から格闘そのものは強化しずらいクアンタですが、周りを見ても武装面で見劣りするのは確かです。
そろそろ射撃の手数を少し増やして近・中距離をこなせるくらいには調整の舵を切ってもいいんじゃないでしょうか?
終わりに
今回は現行のエクバ最新作、オーバーブーストについての愚痴を吐き出すような記事でした。
ここまで書いておいてなんですが、今のクアンタでもそこそこ勝てますし、変わらないからこそ使いやすい一面もあります。
ですが作品も重なり、そろそろ新しい風が吹いてもいいんじゃないかな?とそんな風に感じています。
オバブやクアンタに何か意見のある人はぜひコメントに書いていってね。
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